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バレンタインデーの思い出

第2章 赤色さん





二日後…。




忙しいっ!

お客さんが途切れない。


平日の木曜なのに、なんで!?



笑顔の作り過ぎで、

顔が痛い…。



「お待たせしましたー!

いらっしゃいませ!」




櫻井「よっ。…忙しそうだね。」



「さ…翔さん。お疲れ様です。」


いつもよりスピーディーに、

でもちょっと他のお客さんより

時間をかけて商品を打つ。



櫻井「今日、電話するね。」


「え、わかりました。」


ポイントカードを返し、

少なめの買い物なので

袋に詰めて渡した。



「ありがとうございましたー!」


「いらっしゃいませ!

お待たせしております!」


櫻井さんの後ろ姿をチラッと見て、


私は次のお客さんの会計をする。



電話してくれるんだ…。


忙しいのに。



でも、一日会えなかっただけなのに


今日会えてなんだかホッとした。



夢のせいでもあるのかな?


でもあれは冗談でも嫌だ。



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