• テキストサイズ

バレンタインデーの思い出

第1章 黄色さん





山本「あの、さっきは

ケーキありがとう!

すぐ食べた。美味しかった!

料理上手なんだな。」




「いえ!料理は苦手なんですけど、

お菓子作りは好きで…。

お口に合ってよかったです!」



もう食べてくれたんだ!

感想聞けてよかった。


山本「それで…本題なんだけど。」



「はい。私何かやらかしてしまいましたか!?」



自覚ないのが一番ヤバいもんね。


怖いよ…。



山本「いや!違う!


ずっと前から気になってて…

好き、なんだ。付き合ってほしい。」




「…え、ありがとうございます…。」



思いもよらない告白に

ただお礼しか出なくて…。


山本「返事は…?

いや、急がなくてもいいんだけど。」




「それは…ごめんなさい。

ほかに気になる人がいます…。」




山本さんの気持ちには

応えられない。



山本「そっか。その人と

上手く行くといいね。

じゃ、お疲れ!」



「お疲れ様でした。」



山本さんがスタジオを出てから、

私も上着を羽織りマフラーと

手袋を付けてテレビ局を

後にする。




/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp