第4章 Asymmetrical…
外気に晒されたニノの中心が、ニノが腰を揺らす度に、俺の目の前でゆらゆらと揺れる。
客からは、俺がニノのを咥えた格好に見えているだろう。
つか、ニノ…、お前っ…
上向いた俺の前髪を掴み、腰を俺の顔にグリグリと押し付けて来やがる…
「おい…っ…、んぐっ…!」
思わず抗議しようとして開いた口に、ニノのデカチンが捩じ込まれた。
一瞬何が起こったのか分からず、咄嗟にニノの腰を両手で掴んだ。
でもその手をニノの小さな手が絡め取り、自分の胸元へと引き寄せる。
(すげ…、気持ちいいよ、智…)
見下ろしたニノの目が語る。
でも俺はそれどころじゃなくて…
初めてする行為ではないにしても、翔以外のヤツのは…、潤を除いて初めて口にするわけで…
しかも特大サイズと来たら、余裕なんて…正直ない。
大体こんなのダンスじゃねぇ…公開SEXしてんのと同じじゃねぇか…
つか、そもそもルール違反だろうがっ…!
呼吸すらままならない程に俺の口の中を占領していくニノのデカチンに踠きながら、それでも俺は膝立ちになって腰を揺らし続けた。
そしてニノがいよいよ絶頂を迎えようとする、その寸前のところで俺の口からニノのデカチンが引き抜かれた。
急に支えのなくなった俺の身体は、グッタリと前のめりに倒れ込み、四つん這いになった俺の腰を、ニノが両手で抱えるようにして持ち上げた。
当然客席からは、俺のケツの穴までしっかり見えている筈だ。
その証拠に、ゴクリと息を呑む音、それから苦悶の声が、所々から聞こえてくる。
ったく…、人のケツの穴見てオナってんじゃねぇよ…
心の中でどれだけ毒づいても仕方ねぇ…、これが俺の仕事なんだから…