第4章 Asymmetrical…
腰に巻き付けただけのスカート部分が、リボンを解かれたことでパサリとステージ上に落ちる。
当然…だけど、観客の視線は俺の下半身、小さな布に包まれた部分に注がれる。
それもその筈だ、ニノの巧みな指使いのせいでしっかりと勃ち上がったソコは、布を押し上げるどころか、既に下着の意味を成していないんだから…
多分それはニノも同じ筈。
曲のテンポが変わり、一瞬スポットが暗転したのをきっかけに、俺は素早くニノの後ろに周り、同じように巻き付けられたスカート部分のホックを外した。
確かニノの立てたプランでは、この後お互いの手足を激しく絡め合うフリだった筈。
邪魔な物は今のうちに取っぱらっちまった方が楽でいい。
一瞬、ニノが動揺したのが、触れた指の先から伝わってきたけど、それもほんの数秒のことで、スポットライトが再び灯された時には、平然とした顔でスカート部分の布をヒラヒラさせながら床に落として行った。
身を隠す物が殆どなくなった俺達は、完全に勃ち上がったお互いの中心を客に見せつけるように、腰を前後左右に揺らした。
するとニノが突然俺の前にしゃがみこみ、Tバックの腰紐をゆっくり下へ下へと落として行った。
当然、それまで抑圧されていた中心はブルンとばかりに飛び出し、触れてくれと言わんばかりに雫を垂らしていた。
でもだからと言って、客前で本気でイク…なんてことは許される筈もなく…
入れ替わるように立ち上がったニノの前に膝を着いた俺は、ニノが唯一身に着けていたレースの、しかも女物のパンティに手をかけた。
脱がされることには慣れていても、脱がすことには慣れていないからか、上手くずらせない俺を、ニノが腰を捩ってフォローしてくれて、漸く解放された尖端が、俺の鼻先を掠めた。
噂には聞いてたけど…
マジ、デケェよ…