第1章 Stage…
布の端を唇に咥え、片手で身体を支えながら喉元を仰け反らせると、もう一方の手を反らせた喉元から胸にかけて滑らせた。
瞬間、それまで流れていた優雅なクラシック音楽から一転、激しいビートを奏でるロック調の音楽が鳴り響いた。
そしてそれに合わせるように、俺を照らすスポットライトも、ロックのリズムに合わせて色を変えては点滅を始める。
俺は絡めた足を解き、客席に向かって股を開くと、ホットパンツのジッパーをゆっくり下ろした。
音に紛れるように、どこからかゴクリと息を呑む音が聞こえた。
客が何を期待しているのかは、その欲に濡れた視線で分かる。
ホットパンツの下に隠された膨らみ…ソイツを一目見ようとウズウズしてるんだ。
俺は焦らすようにゆらゆらと立ち上がると、客席に背を向け、ホットパンツのウエストに手をかけた。
リズムに合わせて腰を左右に揺らしながら、ホットパンツを下ろして行く。
ゆっくりゆっくりと…
そして丁度尻の割れ目が見えかけた所でその手を止め、優雅にターンを一つ決めてから、今度は客席に向かった。
ウエストにかけた手を、片手は胸元へ、もう一方は前を開いたホットパンツの中に滑らせ、膨らみを包み込み、先端だけをホットパンツの隙間から覗かせた。
見たかったのはコレだろ、とばかりに…
口紅を塗った唇を、突き出した舌で舐めながら…