• テキストサイズ

【進撃の巨人】愛を込めて花束を(R18)

第1章 ※それは月夜の酔いのせい?






「……じゃぁ、試してみねぇか?」

「ため……す?」

「あぁ。最高の気分にしてやるよ。」

「ジャン、が?」

「あぁ。」

「私の、初めて、って事?」

「そうなるな。」



ニヤリ。笑ってやった、けど。

本当は、試すも何も、俺だって初めてだから。



……訳分かんねぇし。

そっちの自信なんて、カケラもねぇ。



ただ、この機会を逃したくなかった。

これを逃したら、もう次は二度とねぇ、だろ?



まだ美咲には逃げ道が、ある。

そして、俺にも。



最後の判断は、お前に、やる。

選ばせてやるよ。



俺に捕まるか、否か。

自分で選べ。



……なんて、酔っ払いのコイツに無茶な選択を迫ったのは、確信犯だと言われても仕方のねぇ事だ。



自分でも説明のつかねぇ、美咲への衝動にも近い気持ち。
それだけの為に、必死になって、酔っ払った彼女を誘導していた。



「んー……」

考える素ぶりをしていた美咲が、フワリ、笑った。




「うん、いーよ。」



緩んだ顔に面食らう。

まさか承諾してくれるとは、思ってなかった。



……いや、拒否しなければ、何かしら仕掛けるつもりではいた、けど。



戸惑いながらも、恐る恐る、問いかける。



/ 250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp