第5章 ※ワナを仕掛けた俺のせい?
お前は俺を、最低な人間だと、思う、よな?
弱味に漬け込んで、押し倒して。
でも、どうやってもでも、欲しいから。
再び、胸の突起を口に含みながら。
身体をなぞるように、手を、下に伸ばす。
「ッ!?」
ビクリ。と、した身体は、緊張から?
それとも、期待から?
昨日とは違う、今日の俺達の距離感。
でも、我慢出来ず、頬が緩むくらい。
お前は、
「……濡れて、んな。」
「ち、違っ……ん!」
言い終わる前に、再び唇を奪い、ヌルヌルと気分が良くなる感触を指に絡め取り、蕾を、擦る。
「んんッ……ッ、」
ビクビクとする身体。
今日の反応は、酒のせいじゃない。
お前が、俺を、感じている証拠。
次々と溢れて止まない愛液に、少しでも浮かれちまってもいい、か?
お前が俺で、感じてる。って。
「あっ、ん……ぁ!」
ヌプリ。
中指を膣に差し込むと、美咲の足がガクガクと震え、背中を掴む力が強くなる。
蕾の刺激も、止めてやらない。
もう、止めらんねぇ。
「……お前のいいトコ、知っちまってるから。」
耳元で囁いた俺に、お前はどんな顔をしたんだろう。
擦って。
挿れて。抜いて。挿れて。
ビクビクと反応を見せる美咲と唇を重ねた瞬間。
「ん、あぁ、あ!」
身体が弓なりに反り、一際激しく跳ねた。