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【進撃の巨人】愛を込めて花束を(R18)

第4章 暴君なアイツと混乱のワタシ






「ぶはっ!!お前ッ、それ意味あんのかよ?」

「う、うるさい!!ないよりマシよ!!!」

「今更だっつってんのに、分っかんねぇもんだなぁ。」

「そういう言い方しないで!!!」



恥ずかしさと気まずさと、悲しさと。
余裕な顔をしているジャンに対する焦りと。
それから、なんか色々。

ごちゃごちゃになった頭の中を、どうにかまとめようと必死になっても、どうにも無理みたいで。



「あああ、やだもぅ……なにこれ……。」



消えてなくなりたい……。



そんな気持ちから、小さく。
小さくなりたかった私は、俯いた。

でも。
上から降ってくる声は、それを許してくれなくて。



「つーか、さっきっから何言ってんだ?誘って来たのはお前だろ。」

「はぁ?!」



驚きのあまり、首が取れるんじゃないかってくらい、勢いよく顔を上げた。



ジャンはそれを愉快そうに見て、笑っている。



「ちょっと……、嘘、つかないでよ!バカ!!!」

「失礼なやつだな、マジで。嘘なんかついてねぇよ。」

「私が、って……、そんな事あるわけないでしょ?!」



……そう。
そうよ。

そんな事、絶対にありえない。



だって、私は……



「あぁ、お前、初めてだったんだよな?」

「!!!」



ジャンの落とした爆弾に、今度こそ私、爆発するんじゃないかと、思った。



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