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【進撃の巨人】愛を込めて花束を(R18)

第2章 同期のアイツと憧れのヒト







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普段なら行かない外食。

普段なら遠慮する催し。



弱味を握られた人間に、選択の余地はなくて。

仕方がなく来たんだけれど。



そこには、恋愛経験スキルがまるでない私には、凄くハードルが高い出来事が待っていて。



「酒のグラスはこれか?」

「あ……は、い。」



溜息を吐いたリヴァイ兵長が、私のグラスに手を掛けて……
口を付けて、コクリ。一口飲み込んだ。



「……アルコール度数は高いが、飲みやすいな。」

「え、ぁ……はい。」



かあッと、顔に熱が集まっていくのを感じた。



飲みやすいとか、飲みにくいなんて、生まれて初めて口にしたから。

私にはまるで分からない。



ただ、リヴァイ兵長の横顔が綺麗で、眩しくて、クラクラしてしまう。



まさか、リヴァイ兵長が、こんなに近くに来るなんて……



……間接キス、だ。

なんて、思うよりも。



奪われたグラスからお酒が流れて行く、その喉仏の動きに、見惚れていた。




こんな自分が堪らなく恥ずかしい。



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