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【進撃の巨人】愛を込めて花束を(R18)

第14章 ※お前のウソはダレのせい?





「……お前は、お前の好きにしてりゃいいんだよ。……リヴァイ兵長とどこに行こうが、他に男作ろうが……。」



口にしただけで、顔が歪んでいくのを感じる。

でまかせの嘘でも……



胸が、締め付けられるように、苦しい。



美咲が、リヴァイ兵長とどこかに行ったくらいで、胸がズタズタに引き裂かれたように痛くなる、のに。

俺以外の誰かが触れたりなんかしたら、俺は、一体どうなっちまうんだ。



浮かびそうになった嫌なイメージを振り払うかのように、美咲の身体を激しく突き続けた。



「……けど。」



美咲の身体を抱き上げて、正面から向き合うように抱き寄せた。

美咲に刷り込んでおきたい事。

確かめるように、そっと撫でてから、またぎゅうっと強く、抱き締めた。



……美咲。



……好きだ。

好きなんだよ……

……離したくない。



荒い息で、ボーッとしたように瞬きを繰り返す美咲の目を窺うように覗き込む。

俺の視線に気付いた美咲が、少しだけ首を傾けて、俺の視線を見つめ返してくる。

その可愛らしい仕草に、胸の奥がきゅうっと鳴いた。



リヴァイ兵長にココロを奪われてようが……

……離してなんか、やんねぇ。



キスをして、そのまま下唇を付けたままの状態で、美咲を見つめる。

とろけるような顔をした愛しい女が、俺を瞳いっぱいに移していて。

またココロを揺らしていく。



お前の……

ココロが手に入らないのなら……



俺は慎重に言葉を選んで、呟いた。




「お前の……身体は、俺の、だ。」



その瞬間。

美咲の奥が、一段と俺を締め付けた。



突然強くなった刺激に顔が歪み、余裕が一気に吹き飛ぶ。



力をいれてその波に堪え、美咲をまた強く抱いた。

柔らかい身体に、俺を、俺のカタチを、刻み付けてやりたくて。



抱き締めた先、肩から鎖骨の辺りに、何度も唇を押し当てては、赤い花びらを残す。

直接触れるぬくもりに、じわじわと満たされていく。



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