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【進撃の巨人】愛を込めて花束を(R18)

第1章 ※それは月夜の酔いのせい?





酔いのせいで正常な判断が出来てねぇ事なんか、分かっていて。

普通なら絶対に見せない、その隙につけ込むように、美咲を引き寄せる。



ここで並んで座ってからずっと、触れたくて堪らなかった髪へと、指を差し込んだ。



サラサラと心地の良い感触が手を伝うと同時に、「へ?」みたいな声を漏らした美咲の小さな唇を、強引に塞ぐ。



カチリ。

歯が当たったような錯覚がした。



強かったか?

反省してる余裕なんかねぇ。



けど。気持ちは焦るし。

先に進みたがる。



落ち着け。

ゆっくり……ゆっくり。



震えてしまいそうな唇で再び口付けを交わすと、想像なんかぶっ飛ぶくらいの感触に、胸がじりじりと痺れた。



触れるだけのキスを繰り返しながら、美咲の様子を伺う。

少し硬かった唇が、ほぐれていくのを見計らって、遠慮気味に舌でソッとなぞる。

ビクリ。反応を返しながらも震えるその身体を優しく、だが、強く抱きしめた。




クソッ、これは、やべぇ。

止めらんねぇ─……、かも。



「ん、…………ふ、ッ……?」



まだまだ、“?“がたくさん飛んでいるようだ、が。

美咲の困惑した様子にもお構いなしに続けた行為は、勢いを増していく。




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