第14章 〜別れの時間は突然に〜
カルマ『結局はさぁ…。その人も社会人なんだよ。
俺たちより、自分の立場の方が大事なんだ。』
烏丸『あぁ。そうだ。
立場がなければいざという時、何もできない。』
そう言って、部屋を出て行った。
渚『いや、違うよ…。』
寺坂『何が違うんだよ!』
渚『いま、烏丸先生は、はっきり僕に俺を困らせるな!と言った。
以前、烏丸先生は僕に困ったことがあれば、迷わず僕たちに頼ると言ってくれた。
それに、情報も教えてくれた。
レーザー発射まであと一週間ある。
山には、精鋭の部隊がいる。
もう一度、しっかり考えよう!ここでやれる事はまだある!』
私たちは監視の目を盗みながら作戦を企てる。
カルマ『まぁ、本当に大丈夫?
俺も付いていこうか?』
『ありがとう!カルマ。だけど、それだと作戦に支障がでるかもしれない。
だから、ここは私に任せて!』
前原『あとは、クラス全員ここからどうやって脱出するかだけか…。』
『だぁ〜いじょうぶよ〜!!可愛い生徒の顏見たらすぐに帰るからぁ〜!!』
この声は………。
イリーナ『可愛い生徒たちぃ〜!!会いたかったわよぉ〜!』
そう言って無差別にディープキスをしていく。
私も…んっ!…ンン…!!
隣でカルマが眉を潜めている。
イリーナ『元気そうでよかったわぁぁ〜!!じゃあね〜!』
そう言って去って行った。
E組(一体あのビッチは何しに来たんだ……。)