第14章 〜別れの時間は突然に〜
政府『どうだ!辺り一帯、建物には傷一つ付いていないだろう。
触手生物だけを溶かす最新鋭の兵器だ。
さて…。やつはどうなった?』
片方の触手が溶け、間一髪で外に逃げだしたコロ先生がモニターに映っている。
コロ先生『校舎も服も無事なのに…触手だけ……。』
政府『なんと勘のいいやつた!威力を20%でしたのが仇となったか。
ま、これは想定内。プランBの発動だ。
だが、このプランBは騒動になる。できれば今ので仕留めたかったのだがな。』
コロ先生が空中に飛び出すと、そこには光の壁が立ちはだかる。
触手をかざすと、やはりその光の壁も、先程のレーザー同様、触手だけが溶けた。
モニターを見る政府の人間が笑う。
『はは!逃げ場はない。これは、地中も覆う、円形の要塞だ。
先程の兵器が天の鉾であれば、これは地の盾。
きさまに逃げ場はない。
次のレーザー発射100%まで一週間か…。』