第14章 〜別れの時間は突然に〜
私たちは、国際宇宙ステーションにコロ先生が助かる手掛かりがあることを掴み、ロケットをハイジャックし、見事そのデータを持ち帰る事に成功。
そのデータによると、コロ先生が爆発する確率は1%以下。
何事もなく終わるかもしれない。
誰もがそう思っていた。
夕方18時ーーー
烏丸『今日で全員の進路相談は終わったのか。』
コロ先生『はい!あとはこのクラスの卒業アルバムを作るだけです!
烏丸先生とイリーナ先生の関係も記事にせねば!
この後5時間ほど取材しますので。』
烏丸『するか!!帰る!
…教育に良いアルバムにしろよ。』
山を降り、校内へ出る烏丸。
『私だ。やつは今、校舎に1人でいる。
今夜はあそこから動くことはないでしょう。』
電話口『ご苦労…、』
はるか上空。宇宙から、この時のためだけに作られた天の鉾が、まばゆい光の柱をあの学び舎へ降りそそぐ。