第13章 〜絆を確かめて〜
渚『そ、そんなつもりじゃ!
第一、暗殺力なら僕なんかよりカルマ君の方がずっと…』
カルマ『そういう事言うからなおさらイラつくんだよ!
実は一番…力が弱い人間の感情理解してないんじゃないの?』
渚『違うよ!!そーいうんじゃなくてもっと正直な気持ち!!
カルマ君はコロ先生の事嫌いなの?
映画一緒に見に行ったり…色々楽しかったじゃん!』
カルマ『だぁから!そのタコが頑張って渚君みたいならヘタレ出さないために楽しい教室にしと来たんだろ!
殺意が鈍ったらこの教室成り立たないからさぁ!
その努力も分かんねーのかよ!
体だけじゃなく頭まで小学生か?』
渚が思いっきりカルマを睨む。
カルマ『何その目………。
小動物のメスの分際で人間様にむかって逆らうの?
文句あるなら一度でも喧嘩に勝ってかは言えば?
ほら…受けてやるから来いって。ほら…ほら…。』
そう言いながら渚の肩を押すカルマ。
渚が足技をカルマの首にかける!
だが、力ではカルマに敵わない!
杉野君が渚を…。
前原君と磯貝君がカルマをとめる!
前原&磯貝『こいつ!なんつーバカ力なんだ!』
ピピーーー!
迷彩服を着たコロ先生が現れる。
『中学生の喧嘩、大いに結構。
でも、暗殺で始まったクラスです。なので、これ(武器)で決めてはどうでしょう?』
コロ先生の触手には、赤と青のビービー弾入り銃が握られ、足元には機関銃とペイントナイフが入った木の箱が置かれている。
E組(事の張本人が仲裁案を出してきた…!!)
コロ先生『まず、しっかり全員が自分の意思を述べてどちらかの武器を手に取って下さい。
相手チームを全滅か降伏させるか、敵陣の旗を奪ったチームの意見をクラス全員の総意とする!
先生はね、大事な君たちが全力で決めた意見であれば、どんな意見も尊重します。
最も嫌なのは、クラスが分裂したままのまま終わってしまうこと。
先生の事を思ってくれるなら、それだけはしないと約束して下さい。』
クラスのみんなが1人…またひとりと自分の気持ちに正直に選んでいく。
そして、カルマと渚がそれぞれのペイント弾銃とナイフを手に取る。