第11章 〜覚醒〜
コロ先生『………………。』
そして、2人が動揺で動きが止まった瞬間………。
まぁの首筋から二本の触手が伸び、すかさずコロ先生に向けて降り下ろされる。
ドォン!
反応速度が遅れたものの、すかさずかわすコロ先生。
『まぁさん…』
そう気づいた時には、落とし穴に落ちていくコロ先生目掛けて触手の嵐が伸びる!
何とか横穴を突き破り、地上に出るコロ先生。
その音を聞いたみんなも外へ出てくる。
『まぁちゃん……』
『触手…』
『どういうこと…?』
みんなが口々に言う。
コロ先生『まぁさん…あなた……まさか…記憶が。』
『裏切りもの………。』
その目は憎しみに満ちて、もはやまぁなのか分からない。
『私を愛してる!忘れないって約束したのに…。
あなたは、他の女性を愛した上に、その命も奪った。
許せない………。』
そう言って、
コロ先生をさらに睨みつける。
カルマ『まぁちゃん…』
一瞬カルマを見て横目でそらしたが、すぐに向き直ると、
『この子のカラダ、私がもらうね!
また明日、連絡するわ!死神さん…。』
そう言って山奥へと消えていった。