第11章 〜覚醒〜
あれから一カ月ーー。
今日は、みんなで桃太郎の劇の練習。
コロ先生が主役?の桃をやると張り切っている。
狭間さんが考えた劇は、本校舎の生徒が昼食中に行われるものだが………。
見事に食欲が萎える劇だ…。
私は、小道具担当。
片岡『まぁ!そっち大丈夫?』
『うん?ばっちり!あとは明日の本番に託すのみだね!』
そう…。明日の本番に…。
本番は見事に本校舎の生徒の食欲を失せさせ、私は小道具のビーズを片づけていた。
ガッシャーン!
『うわ〜!やっちゃった…。』
倉庫の中はビーズであふれていた。
『おや、まぁさん、今の音は…。
にゃやッ!えらくばら撒いてしまったようですね。
先生も拾うのを手伝います。』
『ありがとう!コロ先生!2人じゃ大変だから、カルマ君にも手伝ってもらうよー!』
カルマ『あららぁ〜!派手にぶちまけたねぇ。』
『ごめんね。手伝ってもらっちゃって。』
カルマ『いいよ!まぁちゃんの頼みなら!』
『ありがと…。ねぇ…。カルマ君…。
私ね…。カルマ君のこと、好きだよ。』
カルマ『えっ…?』
コロ先生『ちょっとー!!!ここに先生がいること忘れないで…………!』
その瞬間、カルマに口づけをするまぁ…。