第9章 〜差し迫る魔の手〜
ーー次の日ーー
イリーナ先生も、まぁも欠席。
杉野『イリーナ先生もだけど…まぁも連絡なしに休むなんて、心配だな…。』
中村『メールも返信なしだし…』
カルマ『電話も留守電になるしねぇ〜。俺、帰りまぁちゃん家寄ってみるよ!1人暮らしだと風邪で倒れてるって事もあり得るし!』
コロ先生『先生もそのつもりです!』
磯貝&前原『俺たちも一緒に行くよ!』
渚『ぼくも!』
茅野『私も!』
ー放課後ー
買い出し班だったメンバーとコロ先生がまぁの家へ。
ピーンポーン…ピーンポーン………。
磯貝『出ないな…。』
前原『留守なのか?』
カルマ『いや、もしかしてドア開けれないとかじゃ…。
コロ先生!なんとかならない?』
コロ先生『ヌルフフフフ。大丈夫です!
ヌルヌルヌルヌル…』
コロ先生が触手を鍵穴に入れ、細かく動かすと……。
ガチャッ…
買い出しメンバー(開いた……。)
コロ先生『みなさんは、真似をしないようにしてくださいねぇ!』
カルマ『まぁちゃん、入るよ!』
薄暗い室内に人の気配はない。
リビングに進むと、テーブルの上についたライトだけが点いており、そこには、まぁがもらった三輪のバラのまわりに小花があしらわれた花束と一枚の手紙が置かれていた。