第1章 〜転校生は…〜
カルマ『でさぁ〜。まぁちゃん、いつまで俺にくっついてくれてるのかなぁ?』
『ご、ごめんなさいっ!』
真っ赤になったまぁが慌ててカルマから離れる。
カルマ『ま、俺は良かったんだけど、まぁちゃんみんなの前ってこと忘れてたみたいだからさ。』
まぁ(転入初日から何してるんだ!しっかりしなきゃっ!)
烏丸『話を戻すが、これが君の分のナイフと銃だ。
先程も説明した通り、俺たち人間には危害はないが、コイツにだけは効く特別な物質でできているゴムとビービー弾だ。』
烏丸先生からナイフと銃を受け取る。
前原『俺らも毎日これで暗殺仕掛けてるけど、全く当たんねーんだよ!』
中村『そうそう。なんたってこのタコマッハ20だからねぇ〜。』
茅野『そう。それで殺せない先生。ってことで、ついたあだ名がコロ先生なんだ!』
コロ先生『ヌルフフフフ。ま、まだまだこのクラスに先生を殺せる人はいませんからねぇ〜!桃宮さんも、頑張って下さいねぇ〜!』
まぁ『はい……。だけど、本当にこんなモノが効くなんて信じれないな〜。』
シュパッ………………。
その瞬間、コロ先生の触手が床に落ちた。
E組(えっ………………。)
コロ先生(……………)
『にゅやぁぁぁ!!!桃宮さん、何をするんですかぁ!?』
『ごめんなさい!コロ先生!つい信じられなくて冗談半分でやったら切れちゃって…………私も、その…びっくりしちゃって………。』
『ま〜信じれないのも無理はありません。ですが正直焦りました。にゅや…。』
『ごめんね。コロ先生。』
そう言って、まぁはコロ先生の触手を握る。
『痛いのいたいのとんでけぇ〜!』
ピシャッ………。
まぁが握った触手が溶ける。
『にゅやぁぁぁー!!!』
そう言って教室の窓まで飛び退くコロ先生。