第3章 はじめての・・・。
Side ペトラ
「すいません!ペトラさん・・・遅くなりました!!」
「いいのよ。全然待ってないから・・・♪
買いたいものはかえた?」
「はい!!
・・・じゃあ、お昼御飯食べます?
ペトラさん・・・お腹すきましたよね?」
「うん!行こっか!!」
そう言って前へ進もうとしたときさっきと同じ様に手を繋がれた。
でも、さっきと握りかたが違った。
いわゆる、恋人繋ぎという握り方だった・・・。
ビックリしたが、その驚きはすぐ終わった。
何故ならエレンが小刻みに震えていたから。
何かに怯えるように・・・。
思わずエレンを見たがエレン自身は小刻みに震えている事は気付いてなかった。
ある物を買ってくると言って帰ってくるのは確かに遅かった・・・。
その間に何かあったのだろうか?
「・・・ペトラさん・・・?つきましたよ。」
そんな事を考えてると、飲食店についたらしい。
取り敢えず、席に座り料理を注文する
そして料理を食べているとエレンが・・・
「ペトラさんの料理・・・美味しそうですね・・・。」
実は私達は別々の料理を頼んでいた・・・。
「・・・そう・・・?・・・食べる・・・?」
そう言ってお皿をエレンの方に差し出そうとすると・・・
「・・・いや・・・ペトラさんに食べさせて貰いたいです・・・。・・・駄目で・・・すか?」
と上目遣いでこちらを見つめてくる・・・。