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ハイキュー【企画短編集裏なし】

第3章 【月島】カタオモイ



潔子先輩と更衣室を出ると、
バレー部の一年生メンバーも出てきていた。

あー、かっこいい。

目線の先には月島くん。
私、どんな表情してるんだろう…。

「なにか、辛いことでもあった?悲しそうな顔してる。」

「いえ、そんなことは…」

私の心を読まれたかのように潔子先輩から声をかけられた。
そして、潔子先輩は私の目線の先を見ると、きれいな顔でクスッと笑った。

「夏蓮ちゃん、いこう。」

潔子先輩大人だなぁ。
あえて何も聞いてこない。

その辺の同級生とは、やっぱり違う。

潔子先輩の後に続いてみんなのもとへ行くと、とんでもない発言をしはじめた。

「月島、夏蓮ちゃんのこと駅まで送ってあげて。」

「!!!!????」

大人!?潔子先輩が!?
ぜ、前言撤回でお願いします。

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