• テキストサイズ

ハイキュー【企画短編集裏なし】

第3章 【月島】カタオモイ



烏野高校のバレー部マネージャー。
好きな人は、月島蛍くん。
好きになった理由は、カッコいいから。
目で追ううちにひねくれてるくせに可愛いところも、頭がいいところも、気だるい感じも、全部好きになった。

けれど、接点と言えば、ドリンクやタオルを配るときくらいで、部活のときに声をかける勇気もない。
クラスも違うし、ね。

「夏蓮ちゃん。」

「あっ、はい!」

部活が終わり、更衣室で着替えながらボーッとしているときに、潔子先輩から声をかけられた。
ボーッとしていて、上のジャージも脱ぎかけだった。
スカートはもう来ていたので急いで制服のシャツを羽織る。

「あっ、着替えながらでいいよ。」

「では、お言葉に甘えて」

「水曜日、バレンタインデーだから二人でみんなにチョコレート作らない?」

お互いが制服に着替えながら提案されたこと。
答えはもちろん、

「いいですね!」

けど…
みんなに作るってことは、
月島くんにも作るってこと、だよね…

正直、みんなと同じものをあげたくない気持ちもなくはなかった。

/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp