第6章 ※‐case3‐ending.※
私の反応を待つ訳では無く、胸元に唇が降りてくる。
痕を残すように吸い付いては離れを繰り返し、少しずつ頂点に近付く唇。
その度にジワジワと熱が広がって身体が跳ねた。
「…なぁ、嫌がんねぇの?」
頂に触れるか触れないかの位置で舌をチラつかせた秋紀の顔は、楽しむようにニヤニヤしている。
視線に負けて流されそうで、最後の抵抗とばかりに顔を背けた。
「…ん?そんな嫌なら止めていいぞ?」
やっぱり声は意地悪く、離れようとする身体を引き止めるように背中へ手を伸ばす。
「…ホント、こういう時の素直な反応はマジ可愛い。だから、明るい部屋でヤんの好きな訳よ。」
「何それ、へんたっ、んっ…。」
再び近付く顔。
口で喋り掛けの唇が掠め取られて、それがすぐに下へと降りていく。
肌の上を舌が滑って、今度は止まる事無く硬く尖った頂を転がした。
「あっ、んっ!」
それだけの事なのに、焦らされていた身体は電気が通ったようにビクビクと反応している。
「お前、おっぱいだけでイけちゃう淫乱ちゃんだもんな。先、一回イっとく?」
「やっ、あぁっ!」
拒否しようと首を振っても許してはくれず。
敏感な先端に軽く歯が立てられて、呆気なく軽い絶頂を迎えた。