第5章 ※三角形 case3※
さっきも思ったけど、やっぱりリエーフの自身は大きくて。
その先端からは、先走りを溢れさせて、艶かしく光を反射させている。
受け入れられるのか不安で、息を飲んだけど。
「コレでイかせてやるからな!」
見せ付けるように、ピコピコとモノが上下する。
凄くいやらしい筈の状況で、冗談みたいな事をやられたものだから、笑いが込み上げて。
「ふっ!もうっ、そういうの止めて!」
抑えきれずに笑ってしまった。
「笑わなくてもいいじゃんか!真剣にエロい事シてんだから!」
「真剣にエロとか言わないで!なんか、もっと笑えてきちゃっ…。ちょっと、タイム!待っ…んぅっ!」
ムキになって言い返してくる言葉さえも面白く感じて、更に笑えてきたんだけど。
それを止めるように、声ごと飲み込むように。
唇が、唇で覆われて、すぐに離れる。
行為としては、ただのキス。
それなのに、いやらしい空気が戻ってくるのは、リエーフの眼が熱を帯びているから。
「これで、待たなくていいよな?」
確認してる、じゃなくて。
確信してる声。
熱い瞳に囚われて、もう待ってとは言えない事を、リエーフは分かっている。
横たわる私の太股を滑るように撫でたリエーフの手が膝に掛かって、ゆっくりと足が開かれた。