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【HQ】サンカク。

第4章 ‐case2‐endnig.


それが夕くんの中で、どう変換されたのか…。

【来週から学校終わったら、さくらさんの家でいいっすか?】

一緒に勉強をする話になっている。

【さくらさんとデートも出来るし、俺の勉強にもなる!これぞ、一石二鳥だ!】

メッセージで、と誤解を解こうとしたのだけど、先手を打たれた。

これは、何を言っても無駄そうだ。
かなり強引だけどデート件、勉強会in私の部屋が開催される事が決定して。

本当に、翌週の月曜日から、夕方になると夕くんが来るようになった。

私のバイトで都合が悪い日は、メッセージでの勉強になっていたけど、必然的に会う日は多くなり…。

「もし、テストで赤点0だったら外でデートして下さいっ!」
「…春休みになったらね。」

2人で会っている事に抵抗感が無くなってきた頃、こんな約束をしてしまった。

テスト本番になると家には来なくなったけど、毎日の連絡は止まず。
本当に赤点0で、定期テストをクリアした報告の時は、!マークが多すぎるメッセージが届いて、目がチカチカした。

やっぱり、若い子とは合わないんだろうか。
そんな不安も浮上してきたけど、時間は流れて…。

夕くんの春休み。

外デートの約束を果たす時が、やってきてしまった。
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