【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜
第10章 酔っ払いアリスちゃんと黒の軍幹部達☆
ルカ(うん、こんな感じかな)
ルカの目の前には一口サイズのクラッカーに様々な食材が可愛らしくのせられた、彩りも豊かなおつまみが並んでいた。
アリス「ルカー?何作ってるの?」
背後からどこか甘さのにじむアリスの声がしてルカは身体ごと振り返った。
ルカ「追加のおつまみ作ってたんだけど、味見してみる?」
アリス「うん!食べたい!」
アリスは嬉しそうに近付いてきた…かと思ったらいきなりルカの胸元に顔をぽすんと埋めた。
ルカ「アリス??…あのっ、ど、どうしたの?」
アリス「ふふふっ、ルカからいー匂いがしたから思わずくっついちゃったぁー」
アリスは甘えるかのように顔を擦り付けてくる。
ルカ「わ、わ、ちょっ、ちょっとまって。汚れてるかもしれないから……っ」
ルカは顔を真っ赤にしながらアリスの両肩に手を置き、少し身体を離す。
ルカ「はいこれ!アリス用に作ったから食べてみてっ!」
ルカは赤く染まった顔を隠すようにそっぽを向きながらアリスの目の前にフルーツの乗ったクラッカーを一つ差し出した。
アリス「わぁ、美味しそう!…ねぇねぇルカ、食べさせて?」
ルカ「は?!」