• テキストサイズ

【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜

第10章 酔っ払いアリスちゃんと黒の軍幹部達☆



シリウス「おーい、何騒いでんだ?」

レイ「おまえら何やってんの……て……っっ!!!」


扉からひょっこり顔を出したのはレイとシリウスだった。
レイはネコ耳をつけたアリスを目にした途端大きく目を見開き、キングの象徴たるマントを優雅に揺らしながら部屋の中へと入ってきた。

レイ「なぁアリス、こっち向いて?」


セスから借りた手鏡を見ながら耳の位置を微調整していたアリスは、レイの声でやっと二人の存在に気付いた。


アリス「あ!レイ、シリウスさん。おかえりなさいにゃー」


アリスが言い終わるか終わらないかくらいで、レイは思いっきりアリスを抱きしめた。


アリス「うにゃー!?」


驚くアリスの頭と耳を優しく撫でながら、もう片方の手は逃がさないとばかりに力を込める。


レイ「なぁすっげー可愛いんだけどすっげー可愛いだけどあこれ2回言ったのはワザとだからっつーかもうこのにゃんこ俺のな俺と遊ぶに決定だからってわけでシリウス残りの仕事よr」

セス「シリウス連行して」

シリウス「よしきた」


言い終わるよりも早く、シリウスはレイを後ろから羽交い締めにしてアリスから引き剥がし、そのままズルズルと執務室へ向けて引っ張って行く。


レイ「あぁ……にゃんこが……もふもふが………」


廊下には引きずられる音と共にレイの声がまだ微かに響いていた……。


/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp