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【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜

第2章 幸せなまどろみ(ルカ目線)【R18】



「…こっち、向いて」
(あなたの可愛い顔を見せて…)

そっと呼びかけるとアリスは熱に浮かされたような顔をゆっくりとこちらに向けた。

引き寄せられるように顔を近づけ、額、瞼、頰へとキスをする。
「んっ…ねぇ、ルカ…」
「…どうしたの?」
どこか物足りなさそうな彼女の顔。
わかってる。けど、あなたの口から言ってほしい。

「え…と、えっとね……」
顔を真っ赤にしてためらうアリス。
頰や首筋にキスをしながら彼女の言葉を待つ。

「く、唇にも…キ、ス……してほしいです」

アリスの言葉を聞いた途端ドクンっと血が逆流するかのような感覚を覚え、落ちつけようとコツンと額を合わせた。
彼女の綺麗な瞳の中に俺の姿が映っていることを確かめるようにじっと見つめる。そしてゆっくりとその柔らかな唇を食んだ。
「あ……んっ…」
アリスの甘い吐息が漏れる。その吐息ごと奪うように、深く唇を合わせる。角度を変えて何度も触れ合わせながらゆっくりと舌を絡めるとアリスも懸命に応えてくれた。

「…は…っ」
(…止められない)
熱い吐息をお互いに零しながら、水音をわざと響かせるように濃厚なキスをつづけていると…

「んん…っ」
少し苦しそうなアリスの声が聞こえた。
もう一度下唇を食んだあと名残り惜しいがそっと唇を離した。

「可愛い…アリス」
「あ…っ…!」
薄いネグリジェの上から豊かな胸に触れる。
アリスはビクっと一瞬身体を震わせた。

「あ、の…ルカ。朝から…その…す、するの?」
戸惑ったようなアリスの声が聞こえるが、俺は手をとめずに少し考えてから答えた。
「今日は時間がたくさんあるから……あなたに、いっぱい触れたい…」

呆れられないか心配になってそっとアリスの顔を伺うと、先程よりも顔を真っ赤にしつつも柔らかな笑みを浮かべていた。

「ふふっ…ルカ、かわいい」
「かわいくない」
胸元にカプリと噛みつきながら答える。
「んっ……ルカ、私もいっぱいあなたに触れたいと思ってる。…だから、嬉しい、よ……ぁ…っ…」
吐息混じりの優しい声が聞こえてくる。
受け入れてもらえたという事実が、更に理性のタガを緩ませていく。

「じゃあ覚悟して、アリス。あなたのこと、めちゃくちゃにするから」
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