【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜
第7章 酔っ払いアリスちゃんと赤の軍幹部達☆
場所を談話室へと移しおおかた準備が整った時、談話室の扉を開けてヨナが入ってきた。
賑やかに酒宴の準備をしているアリス達を見て、少し驚いたヨナは目を見開き入り口で立ちつくした。
ヨナ「君たち一体何を騒いでるの?」
アリス「ヨナ!おかえりなさい。今からみんなでとびっきりのお酒を飲もうって話になったんだけど、ヨナもどう?」
カイル「これ知ってるかー?あの幻って言われてる『クレイドルの涙』だぞ?せっかくだからお前も飲んでけよ」
アリスとカイルから誘われたヨナは一瞬嬉しそうな笑みを浮かべたが、ハッと気づいたように慌てて笑みを消してあさっての方向を向く。
ヨナ「ま、まぁ赤のクイーンである俺はものすごく多忙ではあるけど、少しくらいなら君たちに付き合ってあげなくもないよ」
不機嫌そうに話しているヨナだったがその頰がわずかに赤く染まっている様子をみて、アリスとカイルは思わず顔を見合わせてこっそりと笑い合った。