第6章 再会
☆☆~桜花side~☆☆
「秋月さんって、ハーフなの?綺麗な色だね。」
「うっ、うん!!そっ、そうなの!!」
しどろもどろで答える私。喜助が髪のことを聞かれた時はハーフと答えたらいいんすよーって教えてくれたから大丈夫だよね!!
「やっぱり!どこの国なの?」
「へ?えっと・・・・・・・お母さんがスイスで・・・・・お父さんが日本なの」
あってる?あってるよね?
「すごーい!!羨ましいーー!!」
きゃっきゃっとするクラスメートの女の子たち。
というか一護はどこいったんだろ?喋りかけようとしたけど、どっかいっちゃった。そういえば、私以外にも転校生いたんだよね?どの子かな?仲良くしたいなぁー!!
「おい!!聞いたか?黒崎の奴、校舎裏で気絶してんだってよ。」
「白目むいてたらしいぜ。あいつを倒せる奴って誰だ?」
「さぁ。茶渡の奴じゃねぇの?それかめっちゃごっついプロレスラーとか?」
教室の外にいる男の子二人がそう話してるのが聞こえた。
・・・・・一護が・・・・倒れた!?
「え?それほんと!!」
私が慌てて聞く。
「えっ!!あっ・・・・ほんとう・・・ですけど・・・」
「うおっ!!あっ、秋月さん!!」
「今一護どこにいるか知ってる?」
「えっ・・・・・あっ!!保健室だと思いますが・・・・」
「保健室ってどこかな?」
「あっ、ここから真っ直ぐ行ったところに・・・」
「ありがと!!」
私は何故か人がたくさん集まってる廊下を押しのけ、急いで保健室に向かった。