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小さな死神

第4章 裏切りと出会い


☆☆~一角side~☆☆

その晩遅くに十三番隊副隊長、志波海燕が殉職したという知らせを聞いた。しかも、その部下の三席、秋月桜花を最高機密として捕らえるということだった。

隊長と副隊長はそれを聞き、直接総隊長に言いに行ったようだが、何を言っても最高機密と言って答えてくれなかったらしい。帰ってきた隊長たちは最高に荒れていた。

他にも総隊長のところに行った隊長たちはいたそうだが、誰も答えという答えをもらってないようだ。

俺は、機密がどうってよりも桜花が今どんな状態なのかが気になった。一番慕っていた志波副隊長が死んだんだ。いくらあいつでも耐えられないだろう。その上、最高機密で捕らえられるんだ、気が触れちまわないだろうか。

その晩によく眠れなかった俺は、翌朝いつもより早く朝の稽古を始めようとした。すると、気配もなくそこにいたのは桜花だった。

桜花は、虚ろな目で俺を見るとそのまま倒れてしまった。どうやら、病室から脱走したようだった。




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