第3章 幸せが崩壊した時
☆☆~海燕side~☆☆
桜花が総隊長に呼び出された。多分昨日の虚のことだろう。あの虚たち詳細が全く分からないらしい。何故尸魂界に入ることができたのか。虚たちの(特にあの空間転移ができる能力の虚)の奇行の数々。・・・・言いたかないが、俺は内部の犯行だと疑っている。
「海燕殿・・・・桜花は、大丈夫なのでしょうか。」
「おうよ!!心配することはねぇよ。あいつ、総隊長と仲良いからな。」
総隊長のことを名前で呼び捨て出来んのってどこ探してもあいつだけだぜっと付け足す。
「・・・・・桜花はすごいですね。あの年で三席になったばかりか・・・・誰とでも仲良くなれて・・・・・・」
少しばかり暗い顔をする朽木。こいつまだ朽木隊長のこと引きずってんのか?
「なーにいってんだぁ?お前はお前だろ。」
頭をぽんっとしてやる。すると、照れたように俯く朽木。ったく、こいつもまだまだ子供だな。