第3章 幸せが崩壊した時
「ルキア!!行っくよーー!!」
「うぬ!!いつでもこい!!桜花!!」
ガキン!
バキン!
「・・・・・ま・・・参った・・・・」
やったぁぁーー!!あんこのお団子ーー!!
「桜花の勝ちだ。朽木、まだまだ集中力が甘いな。」
「・・・・・はい」
「桜花、お前は剣術の方はいいが、ちゃんと実践に活用できる様に・・・・・って、聞いてんのかーーー!!」
むぐ!!・・・・・・あー、喉につまるところだったー。
「お前なぁーー!!」
頭に衝撃。いっ、痛ーーい!
「何も殴らなくたっていいじゃーん!!でーぶいだ!!」
「おめぇが、話を聞かないのがわりぃんだろが!!」
「かっ、海燕殿・・・・桜花・・・・」
言い合うわたし達の真ん中であたふたするルキア。
すると、突然
「十三番隊三席、秋月桜花殿。総隊長がお呼びでございます。至急一番隊宿舎までお越しください。」
と声が聞こえ、見るといつの間にか顔が隠れている隊員が現れた。
「・・・・急だな・・・・・。」
「分かった!!重國のとこにいけばいいんだね!!」
そう返事すると、その隊員は驚いた顔をしつつ
「はっ、はい。」
と答えてくれた。
「じゃあ、行ってくるー。」
「だっ、大丈夫か?桜花。なんなら、途中まで・・・・」
ルキアが心配そうに言う。
「大丈夫だよー!ルキアは修行中でしょ?海燕に怒られちゃうよ」
「早く行ってこい。待たせると悪いぞ!迷うなよ!!」
「ん!!」
そして私はここ、尸魂界載の中で最も偉い人、山本元柳斎重國総隊長に会いに急いで向かった。