第3章 幸せが崩壊した時
「すまないね。無理やり付き合わせてしまって。」
惣右介が申し訳なさそうに言う。
「ううん、大丈夫だよ!今日はごちそーさまでした!!それにギンと要にも会えたし!!」
「僕も会えて嬉しかったわ」
「私もだよ。」
えへへー!
「・・・・・そうか。それなら良かったよ。今日はありがとう。僕も楽しかったよ。」
むー・・・・やっぱり元気ない・・・・あっ!!そうだ!!
「惣右介!!ちょっと、かがんで!!」
「?こうかい?」
ぎゅっ!!
「!!」
「今日はほんとにありがとね!!すっごく楽しかったよ。惣右介大好き!!また、遊んでね!!じゃあねー!!ばいばーい!!」
私は惣右介に回していた腕をもどし、ギンと要に手を振ると、自分の宿舎に駆けていった。