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小さな死神

第3章 幸せが崩壊した時


「ふにーー!!お団子おいしーよぉー!!手作りなの?」

私は今、惣右介からもらったきなこのお団子を食べている。

「そうなのかな?今朝貰ったものなんだけど。」

「そうなの?惣右介、甘いものはちょっとぉ・・・・なのにね。でも、私が食べてよかったの?」

こういうのって普通は、自分の隊員たちと食べるものだって海燕が言ってた気がする。

「ああ。苦手な私が食べるより、甘いものが大好きな桜花くんが食べてくれた方がその餅も喜んでくれるよ。食べてくれてありがとう。」

そう言って撫でてくれる惣右介。

ふにーー!!惣右介の手も気持ちー!!

「むにむに。どおいたしましてー!!ふにー」

惣右介は、ふと私の髪を触り始めて、

「・・・・・桜花くんの髪は青くて綺麗だね。昔の知り合いにそっくりだ。」

と、懐かしそうに呟いた。
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