第2章 私の幸せ
・・・・・?痛く・・・ない?
「怪我はねぇか?桜花。ったく、戦闘中にぼやっとするなってあれほど教えたのによ。」
目を開けると、血だらけの海燕が・・・・・
「か・・・・・海燕!」
力を失った海燕は私にもたれかかった。
「・・・・くそっ、まだ動けんのか・・・・・」
「え・・・・・」
みると、バラバラにされ仮面まで壊されている虚がゆっくりと立ち上がっていた。
「きへへへへ。さっき、不味くても食べといて良かったわい。」
「・・・・再生してやがるのか。ゴホッ!桜花、俺に構わずそいつ連れて逃げろ。俺は十三番隊副隊長だぞ?これくらいの怪我がなんだ、へでもないぜ。」
そして、よろよろと立ち上がる。
「諦めろ小僧。その・・・・・じゃ・・・・・だけ」
・・・・・あたりの音が遠くなる・・・・・。海燕が怪我しちゃった・・・・私の・・・せいだ・・・・私の・・・・。なにを・・・するの?海燕を・・・殺すの?・・・・やだ・・・・・やだよ・・・・絶対に・・・・そんなことさせない!あんなことは、もう・・・・・
そこからの記憶は私にはない。