第2章 私の幸せ
!!!えっ・・・・
気がつくと、他の隊員たちがいたところには赤いものしか残っていなかった。残っているのは一人だけ。足に怪我してる。
「ぐっ!!お前、新種か・・・・・」
「そうじゃよ?ほうほう、お前さんは先ほどの奴らよりは少しばかり美味しそうじゃの。では、いただくとする・・・!!」
私は考えるよりも先に斬魄刀を虚にふりあげていた。虚は私の出現に驚いたのか、その隊員を離して、またあのくうかんていいをした。
「ほう!やれやれ、やっと見つけたぞ!目が覚めたばかりからか、ボケて虚閃を放ってしまって、食べ損なったとおもうたぞ?」
・・・・・・・・ぼけた?記憶にないのかな?
「おっ、お前・・・・」
先ほどの残った隊員が私に話しかけた。
「大丈夫?ごめんね。あの虚の狙いは私だったみたいなんだよ」
・・・血の匂いが鼻につく・・・・・・・・血の匂い。・・・・・・血の匂い。・・・・・血の匂い。・・・・。何百年ぶりにかいだだろう。決して忘れることのできない・・・・・
ん?何百年ぶり?私・・・・・・そんなに生きてるっけ?
「おい!!何してる!逃げろ!」
ハッとすると、虚が目の前に立っていた。
「あぶねぇ!!ガキ!」
!!!