• テキストサイズ

小さな死神

第12章 連れ攫われた青い花


目を開けると豪華な模様の天井がいっぱいに広がった。

「・・・・・・あ、惣右介んちにきてるんだっけ?」

「そうだね。おはよう。よく眠れたかい?」

「とっても寝れたよ。私あの後寝ちゃったんだね。でも、なんで私惣右介とベット一緒なの??というか、なんで裸?」

私の隣でにこにこと笑っている惣右介。

「手違いで他に部屋が空いてなくてね。私のベットが広いから連れてきたんだよ。それと私は裸で寝る習慣でね。空のときもそうだったじゃないか。」

「ありゃ。私床でも良かったのに。」

「そんなわけにはいかないよ。君は大事な仲間なんだから。」

「そう言えばそうだったね。惣右介、昔っから全部脱いで寝てた寝てた。真子とよく寒くないねって話したもん。」

「こっちの方が暖かいからいいんだよ。それより桜花、もう起きるのかい?」

「うーん。どうしよっか・・・・・・わっ!?」

いきなり腕がガバッとおおいかぶさったかと思えば、気づいたら惣右介の腕の中にいた。

「それなら、まだ寝てようか。」

「なんで聞いたの・・・・・・ってもう寝てるし。」

惣右介はスヤスヤと寝息をたてて、夢の世界にいってしまっていた、
/ 258ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp