第2章 私の幸せ
☆☆~桜花side~☆☆
・・・・・・・逃げ切ったかな?・・・・・・ふう。
私は木の小さい穴を見つけ、それに隠れていた。これなら、くうかんてていも関係ないよね。
さて、改めて調べてみると、他にも虚はいるみたいだし、他の隊も動くよね。それまで待っとこー。
「ここか!!小娘!」
わっ!?あっぶなーい!そこ、さっき入ろうかなーとか思ってたところだよ。んー、かんがいいね。
「どこじゃ!小娘!!どこ・・・・・」
・・・・・・・?なんか様子がおかしい。いきなり放心状態になってる。
「・・・・・・右から・・・・・・3番目・・・・・右から・・・・・3番目・・・・」
・・・・あれ?なんか・・・・こっち見てるよぉーー!!・・・・・・あれ?あの虚・・・・霊圧が極端に上がったような・・・・・・
ドン!!
私がいた所の直径3mくらいの木々が消滅した。よかったぁー!!急いでそこから逃げて!!霊圧感知でも出来るのかな?危ない危ない。消しとこ。
「・・・・・・殺しちゃった?・・・殺しちゃった・・・・・・どうしよう・・・・」
虚を見ると、かなり怯えた表情。
?私を食べるつもりじゃなかったのかな?それに・・・・なにに怯えて・・・・
「おい!虚をみつけたぞ!!」
あっ!!他の隊の人達だ!
十人ばかりの隊員が戦闘態勢になっていた。
「ふむ、餌がノコノコとやって来てくれるとはな」
先ほどの怯えなどなかったかのように虚は言った。
「なんだと!!」
・・・・・・あの虚のさっきの様子・・・・どこかで・・・・・・頭が・・・痛いな