第2章 私の幸せ
☆☆~海燕side~☆☆
「なっ!!」
更木隊長に斬られたと思っていた虚が、いきなり強い光を発した。攻撃かと思ったが、違うようで目を開けると虚はいなかった。・・・が
「桜花?・・・・桜花!!」
先程まで、俺の隣にいた桜花が虚とともに姿を消していた。
「・・・・・新種の虚か!!おもしろい!!」
更木隊長がやちるを引き連れて、虚のもとへ向かおうとするが、
「・・・・・・これは・・・・」
虚はあの一匹じゃなかった。3匹もいる。これじゃどの虚のもとに桜花がいるのか、分からない。他の隊も出動しているだろう。
「くそっ!!あいつの霊圧はわかりずれぇんだよ!!・・・・・・いた!!」
俺は桜花の霊圧を感知し、更木隊長たちとともに3匹のなかでここから一番離れた森へと向かい始めた。