第11章 遅い気づきと奇襲
「なん......だ...と..」
そして、ルエラ・ウィッチはことを切れた。
「......桜花...」
「たつき、大丈...」
「おう、お前なかなか強ぇじゃねぇか」
後ろから声が聞こえ振り返ると、そいつは私の目の前に立っていた。
「やるじゃねぇか。ルエラのやつは決して弱ぇわけじゃないんだが。あんたが強すぎんのか。名前教えろよ。」
...この人が一番強い霊圧の持ち主か。
「...秋月桜花だよ」
「破面No.6グリムジョー・ジャガージャックだ。おめぇを殺す男の名だ...と言いたいが、おめぇは愛染様のお気に入りだからな。止めておく。今は...な。じゃあ、またな。」
「惣右介?あ、待って...」
グリムジョーは私の言葉を聞かず、わたし達の瞬歩によく似たもので行ってしまった。