第11章 遅い気づきと奇襲
☆☆~桜花side~☆☆
破面襲撃後、尸魂界から援軍として冬獅郎、乱菊、ルキア、恋次、弓近、一角が来てくれた。
しばらく塞ぎ込んでた一護は、ルキアのおかげもあってか吹っ切れたみたい。顔つきが変わってた。
「なぁ、桜花ーちょい助けてくれや。」
教室で私が思いにふけっていると、真子が声をかけてきた。
「ん?どうし...」
「おおおおーーーい!!なーに、お前、秋月さんを馴れ馴れしく呼び捨てしてんだよおおおお!!」
「はぁ?なーにわけわからへんことゆーてんのや。」
真子ものらなきゃいいのに反論するし。
「どうどう。ほら、真子も圭吾も喧嘩しちゃダメだよ。ほら、飴あげるからさー」
「......や...やったぁぁたぁぁ!!!生きてて良かったぁぁぁぁ!!」
明らかに大袈裟な圭吾の反応。そんなに飴好きなのかな?
「あはは!!たくさんあるから、じゃんじゃん飴とっちゃっていいよー。あ、それと私のことは桜花でいいよ。」
「へ、あ、お、桜花...さん。」
顔が真っ赤の圭吾。汗もすごい。
「流石桜花ねー。争いを一瞬で止めたわ」
乱菊がにやにやしながら言ってきた。
うん!甘いものは争いを止めるってね!!