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小さな死神

第11章 遅い気づきと奇襲


そうして翌朝、久々に学校へ行く。

立て続けの無茶な虚化のおかげで身体が全然動かなかったんだよなー。...みんな心配してるよね。謝ろ。

「あ!桜花ちゃん!久しぶり!大丈夫だった?」

廊下で織姫に会う。

「もう大丈夫!!ちょっと体調崩しちゃってさ。」

「そっかー。無理しちゃだめだよ!あ!おっはよう黒崎くん!」
「おはようさん黒崎クン!!」

織姫と同じタイミングで声をかける真子。そして、織姫に抱きつく。

「ちょおおおおおっと待てごらぁぁぁぁーーーーー!!」

途端に周りの反感を買う真子。

「お、桜花もおはようさん!」

私に気づいた真子は次に私に抱きついてきた。

「なぁぁぁーーーーにーーーーー!!お前、井上さんだけでなく秋月さんまで!!しかも、下の名前の呼び捨て!!」

ガタン。

一護が立ち上がり、私と真子を無理やり引きはがす。そして、そのまま真子を教室から連れ出した。
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