第10章 新たな新入生と新たな戦い
ギュゥゥゥゥーーーーー!!!
ポォォォォーーーーーーーク!!!
「牛かポークかどっちだよ!!」
豚さん顔で頭から角が生えている変な鳴き声の虚を一護は一瞬で斬り倒した。
「お見事だね!!」
私は感嘆の声を出す。
「こんなの何でもねぇよ。ってか、桜花たちまで来ることなかったんじゃねぇか?俺一人でも十分だったし。」
「うん!ぶっちゃけ私、便所っスって嘘ついて学校抜け出してみたかっただけなの!!」
「私は一護がやってるの見てぶっちゃけ面白ろそうだなーって思っただけなの!!」
ねぇーっと顔を合わせる私達。
「・・・・・言い訳しないのはいいが・・・・二人ともぶっちゃけすぎだ。」
チャドくんが呆れた顔で言う。
「でも、石田のやつ来なかったな。」
なんだかんだで一護は、雨竜のこと気にしてるみたい。
「石田くんは・・・・・」
織姫が雨竜のことを話始める。
「でも織姫、それ雨竜がいないところで話してもいいの?」
私はふと思い出したように言った。
「あっ!!どどどどどうしよう!!」
「わーかった。わーかった!!まだ気づかないフリでもしとくからさ。」
そして、わたし達は学校へと戻り始める。
「・・・・・・・・空?なんで・・・・・・・」
そんな声が聞こえた。私は辺りを見渡したけれど、わたし達以外は人も見られない。
「桜花ー?どうしたー?早く行かねぇと授業遅れんぞー」
一護の呼ぶ声。
・・・・・空耳かな
「ごめんね!今行く!!」