第9章 久々の尸魂界で
乱菊を宿舎まで送り、花太郎とは別れた。
「あー。疲れた。桜花はこのあとどうすんだ?」
「んー。とりあえず病院かなー。剣ちゃんとまだ決着ついてないし。」
「げっ!!お前、更木隊長とやり合うなんて自殺行為だぞ!?ってか、あれは更木隊長とかじゃなくて、事故だったんだからな。」
「へ!?そうなの!でも、剣ちゃんはやるきだから、どっちにしてもやらなくちゃいけないけどね。」
「おっ、お前さ。その・・・・更木隊長と・・・そういう関係なわけ?」
「?そういう関係?」
「だから・・・・・こっ、恋人同士ってこと!!」
「恋人?違うよ。私と剣ちゃん歳がいくつ離れてると思うの」
あはははっと笑う。
「そ、そうだよな。じゃっ、じゃあ、誰か付き合ってる奴とかは?」
「いないよー。 」
「じゃっ、じゃあ・・・・・!!」
「ぶー!!さっきからわたしばっかり質問に答えてる!!今度は私の番!!じゃあ、修兵は?付き合ってる人とかいるの?」
「・・・・・つ、付き合ってる人とかはいないけど・・・・・気になってる人は・・・・」
「へー!!きっかけは!きっかけ!」
「そ、そいつが・・・・ある任務の時助けてくれて・・・・それで・・・・・今度は俺が守りたいなって」
「ほー!!」
「だから・・・・・俺告白しようと思う」
「おー!!あー・・・・・でもちょっと覚悟しなきゃダメかもね」
「なっ!!す、好きな人でもいるのか!?」
「うーん。まぁ、頑張って!!なかなか一筋縄じゃいかないから!!乱菊は!!」
「・・・・・へ?・・・・・あっ!!ちっ、ちがっ!!」
「おー!!檜佐木さんに桜花じゃないっすかー。どうしたんです?二人も誰かのお見舞いっすか?」
と、向こうから恋次が何か袋を抱えてやってきた。
「あっ!!恋次!!」