第9章 久々の尸魂界で
☆☆~桜花side~☆☆
「つ、疲れたぁーー!!」
なんであんなに話が長いの!?ほとんど事件に関係ない昔話だし!!私が転んで沼にはまった話とか言わなくていいのに!!
「桜花。」
わっ!!重國!!
「あっ!!十四郎もいる!!」
私は十四郎にだきつく。
「今日は体調大丈夫なの?」
私が聞くと、十四郎は少し驚いた顔をして、
「ああ。今日は少し気分が良くてね。」
と笑いながら、頭を撫でてくれた。私が嬉しくて笑っていると
「・・・・・・・・桜花・・・・・・・」
と、十四郎が私の名前を呼んだ。
「ん?なに、十四郎。」
「・・・・・・生きててくれて・・・・・ありがとう。」
「・・・・・・十四郎・・・・・」
「言いたいことは沢山あるはずなんだが・・・・今はこれしか・・・・・」
「・・・・・えへへ。心配してくれてありがと!!十四郎!!それに春水も!!」
春水に抱きつき、今度は重國のところに行く。
「重國も・・・・・心配してくれてありがと。それに・・・・ごめんなさい。」
「・・・・・・当たり前じゃ。心配かけよって。馬鹿者。謝るだけじゃ許さぬぞ。」
「へ?いや、そうじゃなくて。」
「?じゃあ、何故謝るのじゃ?」
「えっと・・・・・これ・・・・」
「なっ!!これはわしが大切にしておった・・・・・!!」
「さっき、蹴り飛ばしちゃって・・・・あはははは」
「この・・・・・・・・・馬鹿者!!!!」
「ぷ!!あはははははは!!!!桜花ちゃんらしい。」
「まったくだ。」
((おかえり。桜花。))