第8章 ルキア処刑台!!急げ!!
ギンの刀はルキアに刺さったと思った。だけど・・・・
「・・・兄・・・・・様・・・・!」
ルキアを庇って、代わりに白夜が刺されていた。
ドサっ
白夜はルキアを一瞥し、傷の深さに耐えきれず両膝を付いた。
「兄様・・・何故・・・何故私を・・・!?どうして・・・兄様・・・兄様・・・兄様っ・・・!!」
惣右介はそんなルキアを見、そしてうすら笑いをして、斬魄刀の柄に手をかける。ルキアは咄嗟に白夜を庇った。そして、惣右介が斬魄刀を抜こうとし・・・・・・
ドン
その前に惣右介の前に現れた2つの影。惣右介の首に刀を当てる砕蜂と、先程まで抜こうとしていた刀を鞘に押し込む夜一だ。
「藍染隊長、すんません。つかまってもた。 」
横目で確認するとギンは乱菊に手首を掴まれ、首に刀を当てられていた。
「・・・・桜花になにをした?どうやら、動けないでおるようじゃが・・・・」
夜一が私をちらりと見て、言う。
「別になにも。彼女には手荒なことはしないよ。」
「・・・はっ!!そこらのところは後から聞くとするかの。これまでじゃ。おぬしらに逃げ場はない。」
夜一の言葉のとおり、周りには全隊長格が勢ぞろいした。
「・・・終わりじゃ。藍染」
そう、言うならこれは惣右介たちにとって絶体絶命の危機。それなのに・・・・なんでだろう・・・?惣右介はそんな中・・・・笑っていた。