第8章 ルキア処刑台!!急げ!!
「でも、それよりまずは昔話からしようか。まず、僕は君の噂を聞きつけたんだ。」
「・・・・噂?」
「ああ。薄い青色の髪をした子供がいて、その可愛らしい容姿からは不釣り合いなその実力に、すぐに特例の三席の座を与えられた。現在最年少の天才日番谷冬獅郎の年齢までには隊長になれるのではないかと期待されているとまで言われていたんだよ。」
「・・・・そうなの??」
「知らなかったようだね。まぁ、君は空の時もあまり人の噂は気にしなかったようだけど。だから僕は部下に君のことを調べさせ、志波くんがいない隙を狙って君を攫おうと試みたんだけど、志波くんによってそれは台無しになった。その後も気になってはいたんだけど、僕にはやらないといけない事が多過ぎてね。そのことについては、不問ってことにしたんだ。でも・・・・。桜花。君は桜花になって初めて僕と会ったときのことを覚えているかい?」
私は少し考えて頷いた。