第8章 ルキア処刑台!!急げ!!
「はぁ。はぁ。はぁ。」
「どうした!!もう息切れか?逃げ回ってばかりじゃ私には勝てんぞ。」
私は要の攻撃を受け流しながら、やはり要に攻撃出来ないでいた。
「・・・・このまま反撃しないつもりか?では・・・『卍解!!』」
!!しまっ・・・・・
視界が真っ暗で何も見えなくなる。
「これが私の卍解だ。一度聞かせたことがあるな。私の卍解は敵の五感を奪う能力を持っている。今は私が意図的に聴力だけ奪わずにいるが、いずれお前は闇に落ちる。」
「要・・・・・」
「桜花、藍染様がお前を求めていらっしゃる。我々と共にこい!!さもなくば・・・・ここでお前を殺す。」
ゾクッ
・・・・・殺気だ。要の殺気。本気で私を殺そうとする殺気。
肩を何かがかすった気がした。何も感覚はないけど。私は走った。けど、次々と攻撃を受けていく。
・・・ここで死ぬの・・・・・・・まだ何もできていない・・・・
惣右介を止めなきゃ。空のときはできなかった。助けてあげなくちゃいけないのに・・・・・・
死にたくない。死ねない。まだ生きていたい。
生きたいっ!!
[クスクス。それなら、わらわが力を貸してあげようではないか。]
「えっ?・・・・誰・・・・・?」