第7章 ルキア救出!いざ尸魂界へ!!
☆☆~桜花side~☆☆
一護が六番隊副隊長の阿散井恋次に勝った。でも、それは相討ちに等しく、一護も大きな傷を負ってしまった。
「・・どんな具合だ?一護・・・」
岩鷲が心配そうに聞く。
「ひどいです。でも、絶対に治します。・・・時間をください・・・・。一晩で治してみせます。」
普段のおどおどとした態度とは対照的に、何か覚悟を決めたように言いきった花太郎。
自分に自信が無くて、周りに流されてばかりだった花太郎が・・・・・年月って人を変えるんだね。・・・・・いい意味でも、悪い意味でも。
「分かった。一護は任せる。私はその間少し出てくる。」
声色を変えて、口調も変えた。花太郎、隠し事に向いてない性格だもんな。
「・・・は?出てくるって・・・・おい!!待てちやがれ!!」
後ろで岩鷲が何か言っているけど、私は完璧に無視して、瞬歩でその場を後にした。